2026年5月31日、親子で学びを楽しむイベント「ダヴィンチマスターズ」にて、関西電力の銀行サービス「CQ BANK」主催によるエミーゼニーゲームが開催されました。

当日は、一般社団法人エミーバンク協会の「えがちぇん」こと江上広行がファシリテーターを務め、CQ BANKの皆さまにもサポートとしてご参加いただきました。
今回のテーマは、「お金の向こう側を考えること」。
参加した子どもたちは、赤・黄・白の粘土を使ってイチゴ・スポンジ・生クリームを表現しながら、ケーキ屋さんのまちを舞台にしたゲームに挑戦しました。
今回のエミーゼニーゲームは、小学生にも直感的に楽しんでもらえるよう、赤・黄・白の粘土を使った特別仕様で実施しました。
各チームには、イチゴ・スポンジ・生クリームなど、ケーキづくりに必要な材料の一部だけが配られます。
自分たちだけではケーキを完成させることができないため、他のお店と交渉しながら材料を集め、完成したケーキをレストランへ納品していきます。
価格を決めるのも、役割分担をするのも、どんなケーキを作るのかを決めるのも参加者自身です。
完成したケーキを作るためには、自分のチームだけでは足りません。
「材料を分けてもらえますか?」
「一緒に作りませんか?」
「ありがとう!」
そんなやり取りを重ねながら、自然と会場のあちこちで会話が生まれていきました。


前半のゼニータイムでは、「利益の最大化」がテーマです。
どの材料をいくらで売るのか。
誰が交渉に行くのか。
どうすればたくさんのケーキを納品できるのか。
親子で作戦を立てながら、それぞれのチームが一生懸命考え、行動しました。
会場には、
「もう少し安くできる?」
「先にこっちと取引しよう!」
といった声が飛び交い、本物のまちのような活気が生まれていました。
交渉が成立すると模擬紙幣の「ゼニー」が動き、完成したケーキは次々とレストランへ運ばれていきます。
子どもたちも大人も真剣な表情で取り組みながら、経済活動の面白さを体感していました。


後半のエミータイムでは、同じルールのまま目的だけを変えます。
目指すのは利益ではなく、「ありがとうの極大化」。
すると会場の雰囲気は驚くほど変化しました。
困っているチームに声をかける。
材料を分け合う。
ケーキづくりを手伝う。
自分たちだけでなく、まち全体がうまく回ることを考えながら行動する姿があちこちで見られました。
親子で相談する時間も増え、
「どうしたらみんなが喜ぶかな?」
「手伝った方がいいかもね」
そんな会話が自然と生まれていたのが印象的でした。
利益を追い求める時間から、まち全体の幸せを考える時間へ。
同じゲームでありながら、参加者の行動や表情が大きく変わっていく様子が見られました。

今回のゲームでは、ゼニータイムとエミータイムの納品数はいずれも22個となりました。
利益は、
・ゼニータイム:1,310ゼニー
・エミータイム:1,320ゼニー
という結果でした。
「ありがとう」を大切にすると利益が減る。
そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし今回のゲームでは、参加者同士が助け合い、まち全体のことを考えて行動したエミータイムの方が、わずかに高い利益となりました。
もちろん数字だけが大切なのではありません。
困っている人に声をかける姿。
材料を分け合う姿。
相手の成功を一緒に喜ぶ姿。
会場全体に広がった温かな空気こそが、このゲームの大きな成果だったように感じます。


今回のダヴィンチマスターズでは、CQ BANKの皆さまとともに「お金の向こう側」を考える時間をつくりました。
お金は、欲しいものを買うためだけの道具ではありません。
誰かの仕事を支え、
誰かの挑戦を応援し、
社会をより良くしていく力にもなります。
ゲームの中で体験した「利益」と「ありがとう」。
そのどちらも大切にしながら、どのような未来をつくっていきたいのか。
子どもたちはもちろん、大人にとっても改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。
ゲームの最後には、
「利益を追いかけたとき、どんな気持ちだった?」
「ありがとうを増やそうとしたとき、何が変わった?」
そんな問いを親子で振り返る時間を持ちました。
エミーゼニーゲームは、お金について学ぶだけではなく、人とのつながりや、自分の選択が誰かの笑顔につながることを体験できるプログラムです。
ご参加いただいた皆さま、そして開催にご協力いただいたCQ BANKの皆さま、ありがとうございました。
ぜひご家庭でも、
「お金はどこへ行くんだろう?」
「どんな使い方をすると誰かの笑顔につながるだろう?」
そんな会話を続けていただけたら嬉しく思います。
これからもエミーバンク協会は、「ありがとう」が循環する社会を目指し、エミーゼニーゲームを通じた学びの場を広げてまいります。