2026年5月24日、鎌倉きららにて「エミーゼニークラシック」を開催いたしました。 およそ半年前の11月、同じく「鎌倉WBD」にて材木座公会堂を舞台に開催したエミーゼニークラシック。
今回は、「粘土版」へとバージョンを変え、満を持しての再開催となりました。
開催概要
・開催日 2026年5月24日(日)15:30~18:30
・開催場所 鎌倉きらら
・イベント主催:鎌倉ウェルビーイングラボ(鎌倉ウェルビーイングDays)
・運営ファシリテーター ゆずまり
・参加人数 12名
・参加者の属性 会社員、個人事業主、経営者など
今回は「鎌倉ウェルビーイングDays」3日間のプログラムの一つとして提供させていただきました。 昨年11月の開催時にご参加いただいた方からのリピートお申し込みもあり、初めての方にも、二度目の方にも新鮮に楽しんでいただけるよう、粘土を使った3時間のたっぷりとしたプログラムでお届けしました。

■ 強力な「裏番組」の中でいただいた温かい声
「鎌倉ウェルビーイングDays」は、魅力的なウェルビーイングプログラムが多数用意された3日間です。 実は今回、エミーゼニーと同じ時間枠に開催されるプログラムが他にも2つあり「参加者がそちらに流れてしまうのではないか…」という不安もありました。
「お申し込みしてくれた方に、絶対に良い時間だったと思ってもらいたい!」と気負い、プログラム前の交流会で一生懸命アピールしようと身構えていたのです。

しかし、いざ交流会が始まると、同じテーブルの方たちから「今日、楽しみにしています」「以前からずっと参加したいと思っていました」と、たくさんの温かい言葉をかけていただきました。中には「ファンです!」と言ってくださる方もおられ、始まる前から胸がいっぱいになりました。
■ 飲み込みの早い参加者たち、驚きのスタートダッシュ!
これまでに参加経験のある方が多かったことも影響したのか、ゼニーゲームがスタートした瞬間、各チームの動き出しの早さには驚かされました。
「ルール説明を受けたものの、どう動いたらいいのだろう?」と戸惑う様子や、「まずは他チームの出方を探ろう」という静観の空気はほとんどありません。ゲーム開始と同時に一斉に動き回る、非常にエネルギーに満ちたロケットスタートの回となりました。
■ ゼニータイム:まさかの工夫と「粉飾決済」?!
粘土版のルールでは「3色の粘土を使うこと」に加えて、規定の重量以上でないとレストランが買い取りをしません。そのため、各チームとレストランにはスケール(はかり)が用意されています。
ゲームが進むにつれ、レストラン役は重量を計測したり、納品分の紙幣を渡したりと大忙しになります。実は、その隙を突いて……。
集計・振り返りの時間に、とあるチームからこんな衝撃の告白が飛び出しました。
「じつは……粉飾決済をしました。重さのカサ増しのために紙皿を重ね、白い部分も一部、粘土ではなくウェットティッシュを丸めて仕込みました!」
これにはレストラン役のジェイさんも苦笑い。その後のエミータイムでは、さらなる厳正なジャッジが行われることとなりました。

■ エミータイム:巻き起こる二極化
ある参加者が「みんなで一体となろう!」と大きな声を挙げ、チームの枠を超えた協業を募り始めました。この呼びかけをきっかけに、ゲーム内は「協力するチーム」と「単独で突き進むチーム」の二極化へと進んでいきます。
各チームから、色とりどりの美しいショートケーキが次々と完成していく中、協業に参加しなかったチームはどこか忙しそうに見え、それぞれの選択が場に異なる空気をもたらしていました。
(そんな中、ファシリテーターは別プログラムで用意していたアコースティックギターをBGMがわりに弾いていました)



■ 振り返り:じっくりと向き合う、新しい気づきの数々
今回は3時間というたっぷりとした時間枠だったため、エミーバンク協会が作成された「としちゃん」による振り返り会解説動画を、全員でゆっくり、じっくりと視聴し、そのあと意見交換することができました。
ゼニータイムでの驚異的なスタートダッシュ、そしてエミータイムでの二極化。
現実の経済さながらの展開を体験した参加者の皆様からは、非常に深い声が上がりました。
「エミー(思いやり)があれば、必ず得点が高くなるものだと思っていた」
「思いやりを増やそうというゲームなのに、協業しなかったら取り残された感じになり、結果的に自分のチームはエミーでなくなっていってしまった」
「経済を循環させる視点に立つと、世界はただ一つになればいいというわけでもない、と感じた」
時間を贅沢にとった甲斐があり、前回の鎌倉開催時とはまた一味違う、新しく多様な気づきや感想が場にたくさん溢れ出しました。

ファシリテーターより
今回、個人的にうれしかったことが2つ。前回参加者であったジェイさんがレストラン役で協力してくれたこと、そして、鎌倉ウェルビーイングラボさん交渉のもと、3時間枠での開催が叶った点です。
としちゃん先生による動画解説にもありますが、エミーゼニークラシックの本当の面白さは、「ゆるぎなく統一された正解が存在しない」という点に尽きると個人的に思っています。
これまでファシリテーターとして、別の場所や異なる地域で何度もチャレンジ開催を重ねてきましたが、同じ感想や同じ得点結果になったことは一度もありません。
今回の体験を通じて、参加者の皆様それぞれが「幸せな経済循環とは何か」「幸せなおカネの使い方とは何か」を肌感覚で持ち帰り、これからの働き方や生き方、1ミリ、一歩のささやかな変化へとつながっていっていただければ、これほど嬉しいことはありません。
素晴らしい時間を共に創ってくださった皆様、本当にありがとうございました。


レポート:ゆずまり