

一般社団法人エミ―バンク協会(本社:東京都文京区、代表理事:末吉隆彦、以下エミーバンク)は、株式会社朝日新聞社などが構成するウェルビーイングアクション実行委員会主催「第4回ウェルビーイングアワード2026」(2026年3月10日(火) Vlagyokohama開催)の活動・アクション部門において、「FINALIST賞」を受賞しました。
2026年は、エミーゼニーゲームが誕生してちょうど10年。その活動を支えていただいた、ご参加いただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。

左:審査委員長 前野隆司さん(武蔵野大学教授/慶應義塾大学名誉教授 ウェルビーイング学会代表理事)

右:審査委員 島田 由香さん(株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役)

右から:審査委員 松田 文登さん(株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO)、モノ・サービス部門FINALIST賞 安藤 美玖さん(株式会社ICORE 代表)、審査員 島田由香さんらと

【エミーゼニーゲームのなりたち】
「エミーゼニーゲーム」は、この「人を幸せにするおカネ」の概念の深化と成果の社会還元を目的としたゲーム要素をとりいれた対話型ワークショップです。2015年当時、慶應義塾大学SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)にて保井俊之教授(武蔵野大学・叡啓大学)、前野隆司教授(武蔵野大学・慶應義塾大学)、末吉隆彦氏(クウジット株式会社)らによってその原型が開発され、2016年1月に最初のワークショップが開催されました。
その後江上広行氏(株式会社URUU)らが参画しワークショップとしての改良を重ね、これまで全国各地の地域コミュニティや企業研修、学校などで100回を超える場所で開催されています。
2024年11月には、ウェルビーイングなおカネ、金融で創るウェルビーイングな世界をより感じたいという声が寄せられ、このゲームの開発者たちが再び一同に会し、2016年の原初版に近い「エミーゼニ―ゲームクラシック」が全国で実施されるようになりました。さらに、この目的に共感いただいた、コンサルタントや教育事業者などのファシリテータが、ご自身のコミュニティでワークショップが行えるように投影スライドやマニュアルなどのコンテンツを無償で提供する取り組み(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)を開始しました。
以下、皆さんとともにウェルビーイング活動を活性化していくためにも、アワード提出した活動紹介と審査員コメントをご紹介します。
【活動タイトル】
エミーゼニーゲーム~人を幸せにするおカネを体感するウェルビーイングワークショップ
【目的・活動概要】
エミーゼニーゲームは、本来幸福の実現の手段であるべきおカネが目的化し、人々の幸福を却って押し下げている社会課題に対して開発された、日本初の体系化プログラムであり、学術研究の成果に基づく科学的シリアスゲームである。利潤最大化と感謝最大化という対立する貨幣観を同一ルールの買い物ゲームで体験比較し、ポスト資本主義時代の「人を幸せにするおカネ」のあり方を参加型で設計する点に特徴がある。2016年以降、金融機関・大学等・一般市民を対象に全国100回超で実施され、(一社)エミーバンク協会がボランティアベースで普及啓発を担い、ファイナンシャル・ウェルビーイングの社会実装を目的として活動している。
【具体的な内容】
(一社)エミーバンク協会は、世界でも先駆的な金融行動シリアスゲームであるエミーゼニーゲームを用い、ウェルビーイングなおカネに関するデザインスキルの全国普及を推進している。ワークショップの開催、ファシリテーターの育成、スポンサー募集を継続的に実施し、草の根スポンサーと公募型ファシリテーターという日本でもユニークな担い手育成制度を採用している。ゲームキットは無償提供(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)化し、標準チュートリアル動画と機材実費レンタル制度を整備する等、参加者の行動変容を可視化するユニークなゲーム設計と相まって、2025年時点で志あるウェルビーイングデザイナーが全国でこのゲームを実施できるユニークな体制を作っている。
【活動成果】
本活動は、貨幣観と経済行動の変化が主観的ウェルビーイングに与える影響を、シリアスゲームと学術評価を組み合わせて検証してきた点に社会的意義がある。関連研究では、感謝最大化セッションにおいてポジティブ感情など幸福度の有意な上昇が確認されている。実装面では、約10年間で全国100回超、延べ参加者3,000人超、金融機関・教育機関50超でゲームが実施されている。運営母体のエミーバンク協会は資金規模数十万円のボランティアでの運営となっているが、標準化教材と認定ファシリテーター制度により、日本全国で、効果再現性と普及拡張性を備えた金融ウェルビーイングの普及を行う実践モデルとなっている。
【審査員コメント】